７月２１日、東京生まれ。蟹座・Ｏ型。

小学６年生の時に漫画家になりたいと思って以来、創作の道一筋。

中学時代から漫画雑誌に投稿を始め、投稿作だけでも２０作余り。集英社別冊マーガレット誌上の漫画スクール入賞の常連で、当時、漫画スクールの審査員を努めていた鈴木光明氏主催のプロ漫画家を目指すサークル『三日月会』の会員となる。同時に、他の少女漫画雑編集部にも持ち込みなどの活動を続ける。

一方で、現在、商業誌で発表しているものに近い作品も描いていたのだが、当時の少女漫画界ではまず採用の望みのないジャンルで、投稿や持ち込みなどもしてみたものの、やはりよい感触は得られず、趣味として描くにとどめていた。

昭和５１年「講談社　第１２回なかよし・少女フレンド新人漫画賞」に入賞、受賞作『光めざして飛んでいけ』が、同社のなかよし（昭和５１年１１月増刊号）に掲載され、プロとしてデビュー。

駆け出しの数年は漫画家として本当にやっていけるのかどうかとの不安を抱えつつ、主になかよし増刊号という場で試行錯誤を続ける。三年続けられればいいほう、というのが当時の本人の弁。

昭和５５年、水木杏子氏の原作を得て、初の連載『きらら星の大予言』に挑戦。昭和５６年、好評のうちに『きらら…』の連載を終え、引き続き初のオリジナル連載『あいつがHERO！』を開始。昭和５７年３月号で『あいつが…』の連載を終了、一月空けて５月号より『こっちむいてラブ！』を開始。以後、平成４年１１月号で『コンなパニック』を終了するまで、休むことなく、なかよし誌上で連載を続ける。この間、同誌の増刊号や付録などにも多数の読み切り作品や『ミンミン！』シリーズなどを掲載。

昭和６２年『なな色マジック』で「第１１回講談社漫画賞」受賞。

平成２年頃より、なかよしの仕事と平行して講談社少女フレンド・同社別冊フレンド・小学館別冊少女コミック等に読者年齢を上げた少女漫画を掲載。

平成６年頃より、さらに過激路線にシフト。朝霧（あさぎり）夕の表記で、学習研究社コミックNORA誌上に、セクシーギャルが活躍する少年漫画『ミッドナイト・パンサー』を連載。

小学館Pallete誌上で、初のボーイズラブ小説『僕達の始まり』を発表したのを皮切りに、同シリーズをほぼ２ヶ月に１作のペースで書き続ける傍ら、小学館キャンバス文庫や集英社コバルト文庫でもＢＬジャンルでの連作を発表。

また、芳文社花音やビブロスMAGAZINE BE×BOYに、読み切りや連載のボーイズラブ漫画を掲載など、主にボーイズラブの小説や漫画を執筆。

平成１３年に新たな試みとしてこのサイトをオープン。

数年前から視力の減退により漫画から小説にシフトし、また自らの挿画による創作活動にも限界を感じ、他の挿画家さんと組んでの仕事を増やしていく。

平成１９年の夏から家庭の事情で７カ月ほど休筆したのち、翌年に緩やかに仕事を再開。

現在はコバルトの文庫や雑誌で不定期に小説を掲載、またリブレ出版の小説b-boy、BE・BOY GOLDにて剣解氏とのコラボ作品を展開中。


《2010/11/22　yuland》