2012年12月

 


◆2012年12月7日(金曜日)あさぎり夕

お久しぶりです。

つい先日まで1ヶ月半ほどはずーっと全員サービスの小冊子用の仕事をやってました。
とってもたくさん応募があったと担当さんからうかがっています。どうもありがとうございました。

こちらにはまだ見本が来てないんですが、もうそろそろ発送されているのかもしれません。

コミックスの帯にも載っていたように、久々に私も漫画を描きました。
とはいえ、ペン先が二重に見える状態なので、たった6枚なのに失敗が多くて。その上、ペン先の買い置きは尽きかけてるし、ミスノンもホワイトも固まってるしで、これはもうデジタル仕上げにするしかないかとしばらく悩んでいたのですが。

担当さんとの打合せの電話で、漫画はモノクロだけど枠とかタイトルに色が入るので、実は全ページカラー印刷だという話が出たもので、もしかしてカラーで描いてもいいのと聞いたら、担当さんの方がビックリ。作画に手間がかかりすぎるということで、カラーでの依頼は念頭になかったとかで。

でも、私にとっては、デジタルでやるなら慣れないモノクロよりカラーの方がずっと楽なので、なんとカラーの漫画になりました。その代わり、いつか使う機会があるかもと集めた素材集をばんばん使いました。他にも色鉛筆で描いた絵を取り込んでみたりとか、ちょっと変わったことを色々とやってみました。


応募した方しか読めないものなので、内容的に本編に影響の出るネタではありません。というより剣さんにお任せしているキャラの話は描けないので、私はまだ登場していないウォルフヴァルト大公家の四男アレクシスの話を描きました。

フリードリヒや和巳なども出てくるのですが、それは剣さんにペン画を描いていただいて、私がパソコン上で彩色して自分の漫画に取り込むという方法をとりました。同じコマの中で私と剣さんのキャラが会話しているという不思議──原作者が漫画家だからできる企画ですね。

ところが、この位置に入るキャラをお願いしますと色塗り途中の原稿を剣さんにお渡ししたら、あちらまでカラーで描きたいとおっしゃって、なんと掲載漫画2編ともカラーということになりました。

他に私のモノクロのチビキャラ四コマ漫画が1枚、SSが2編、剣さんのラフ画も載ります。それぞれのページは短いんですが、全サでなければできない企画が盛りだくさんで、ちょっと特別な一冊になるかと思います。

応募された方はもうしばしお待ちくださいね。