2010年7月

 


◆2010年7月15日(木曜日)あさぎり夕

前回の日誌で角川ルビー文庫の作品の発売月を間違えて書いてしまいました。

正確には8月1日発売です。

もうカバーの色校も見せてもらっているのに、何を勘違いしているのでしょう。
このところ怪我をしたりなんだり私的なことを含めて忙しすぎて、頭が正常に働いてくれないようです。
申し訳ありませんでした。
8月になったら書店に足を向けていただけると嬉しいです。

では、次の仕事がめいっぱい遅れているので、また沈み込みます。



◆2010年7月4日(日曜日)あさぎり夕

本当にお久しぶりの日誌になってしまいました。

GOLD8月号をお読みになった方はご存じかもしれませんが、実は5月のGWの途中に、うっかり転んだ拍子に左腕を痛めまして、なんと全治1カ月という有様になってしまいました。

転んだ瞬間はさほど痛みを感じたわけでもなく、むしろそばにあった椅子にぶつけた足の方が痛かったんですが、翌朝になったら左腕が動かなくなっていて、連休明け早々に近所の整骨院に行ったところ、久々にこんなに腫れてる腕を見たと言われまして。
そこからさらに大きな整形外科の病院を紹介してもらい、レントゲンを撮って診てもらったところ、折れてはいないということで一安心はしたのですが、直るまで時間がかかるかもしれないと言われました。

ひたすら湿布薬を貼っているしかできなかったのですが、とにかく腕が重くて持ち上がらないし、肘が曲がらなくてコップのひとつも持てないし、なのに変色しているわけでもないし、どこが腫れてるんだと思っていたら、実は肩から下の全部が腫れてたんですよ。なんていうか腕全体が太ってるというか、指や手のひらにも皺がまるでなくて、骨や血管も見えないしで皮膚がぱんぱんだったんです。
普段の二割増しくらいにはなってました。どうりで動かないわけです。

当然パソコンは打てないし、右手一本でポツポツとショートを書くのがやっとで、ひたすら整骨院に通い続けて、半月ほどでようやく少しずつキーが打てるようにはなってきたんですが、それでも本格的に仕事に復帰できたのは1カ月を過ぎたころでした。

その皺寄せが怒濤のように襲ってきているもので、ここのところ睡眠時間を削っての仕事続きで、日誌を上げる時間さえもなかったんです。
まだ2週間はずれ込んでいるので、しばしまた日誌を書いてる暇もないので、一気に今後の仕事の予定をご報告してしまいます。


まずは9月頭に角川ルビー文庫から二冊目の本が出ます。
タイトルは『身代わり御曹司のしつけ方』。なんと文庫の挿絵としては二年ぶりとなります自分のイラストです。こんなに長いあいだ描いてなかったにもかかわらず、相変わらずの「あさぎり夕の絵」ですから、探すさいの目印にしてしください。


それから8月末にコバルトから増刊のマンガ雑誌が出るんですが、以前に書いた『挑発のルポライター』を元にして、モンデンアキコさんがマンガを描いて下さいます。
小説の方の挿絵は山田ユギさんだったのですが、モンデンさんは幅広く色々な仕事をなさっているベテランさんで、私とはかなり作風が違うのですが、嬉しいことに『ルポライター』のキャラを気に入ってくださったそうです。
元の小説が長いのでどうやって描くのかと思っていたのですが、一部を抜粋して50ページに巧くまとめてくださいました。


リブレの『Mr.シークレットフロア』はマンガの第四話の脚本を書き上げて、これから小説の仕事にかかります。小説b‐Boy10月号から前後編で掲載の予定ですが、今までとは違うカップルの話にしようかと思っています。
剣さんはあまり黒髪の受を描いたことがないもので、今度は黒髪受で外人さん攻にしてみようかとつらつら考えているのですが、実はもう締め切りはとうに過ぎていて、呑気に構想を練っている余裕のないのです。まずはキャラを決めて扉を描いてもらわねば…。

このコラボシリーズは、おかげさまで小説もマンガも好評で、GOLDの10月号ではなんと響と鷹が雑誌の表紙を飾ります。
9月にはノベルズの1巻目も出ますので、お楽しみに!


では、とにかく仕事に戻ります。