2009年1月

 


◆2009年1月1日(木曜日)あさぎり夕

あけましておめでとうございます!

昨年は、夏以降何をしているのかわからないうちに過ぎてしまいました。小学生の時にマンガを描きはじめて以来、これほど長い間、何も書かなかったことはありません。

そんな中で、難産だった『ダイヤモンドに口づけを8』を、冬に入ってから最終章に取り組んでようやく脱稿しました。

とはいえ、新たに発行スケジュールを組み直さなければならないので、今の段階では、発行がいつとはお約束できません。これから担当さんが色々調整してくださるので、予定が決まりしだいご報告します。もうしばらくお待ちください。

それでも無期延期だった作品が、ようやくいつかは出版できるというところとまでこぎつけることができました。途中、これはもう永遠に終わらないんじゃないかと何度かくじけそうになったこともあって、作品を書き上げるって、本当に大仕事だったんだと今さらながら思い知りました。

なんというか体がすっかり家事モードになってしまっていて、頭が作家モードになるのをはばんでいるような感じなんです。

で、このままではずるずると作品の書き方を忘れてしまいそうなので、12月にリブレとコバルトの編集さんと打ち合わせをして、少しずつですが仕事に復帰することにしました。

リブレでは、新たな絵師さんでの雑誌の仕事と、かんべあきらさんのイラストで『秘書の愛したビスクドール』のスピンオフの作品が予定されていたのですが、どちらも未だに手をつけることができずにいます。

雑誌のほうの作品に関しては絵師さんが気長にお待ちくださるそうなので、ちょっと時間はかかるかもしれませんが少しずつ書いくつもりです。『秘書』のスピンオフのほうはノベルズなので、今の私にはちょっときついのですが、少々無理でもやるぞという気で取り組もうと思っています。

コバルトではBL以外の作品、女の子主人公のファンタジー物をと考えていたのですが、それにはどうしても海外での取材が必要で。とはいえ呑気に取材旅行に行っている余裕は今の私にはさすがにないので、ちょっと無理かもしれません。でも、こちらも絵師さんがスケジュールをそのままにしておいてくださっているとのことで、もしかしたらBL作品になるかもしれませんが、書かせていただくつもりでいます。

とにかくあちこちで絵師さんをお待たせしてしまっているのですが、皆さんご心配してくだって、本当にありがたいかぎりです。

それと、リブレではBBC『女王陛下のお庭番』とBBN『女王陛下の甘美な午後』を一冊にまとめてスペシャル版として出していただくことになりました。最低限、カバーイラストとショート小説を書き下ろさないといけないんですが、もう半年以上も絵を描いていないので、まともな絵になるかがちょっと不安です。
でも、スペシャル版はカバーのデザインや形態や装丁などにも私の意見を入れてもらえるとのことで、一から色々考えてみようかと思ってます。

家のリフォームの方はなんとか内装は一段落したんですが、まだ外装もあるので、なんだかんだで春頃まではかかりそうです。

でも、新しくなったお風呂は快適ですよ。
バスタブの中も床も滑らない材質で、ゆったりと身体を伸ばして入れる年寄りに優しいタイプです。
冷暖房もついていて、さらに以前のものより密閉性が高く、じっくり温まることができて、湯冷めをしにくいという、夜型人間にとってはありがたい効用があります。

たっぷりお風呂で温まって、亀のごときスピードですがなんとか机に向かっています。
一朝一夕にはいきませんが、絶対また新しい作品を書くつもりでいるので、長い目で見てくださると嬉しいです。

恒例の新春イラストも、絵の描き方を思い出しながら、急遽仕上げて「ごあいさつ」ページに載せました。

皆さんの応援が一番のやる気の素なので、今年もどうぞよろしくお願いします。