2008年3月

 


◆2008年3月26日(水曜日)あさぎり夕

突然ですがお知らせです。

3月29日に、花音コミックスmini『瞳のホンネ』の文庫が出ます。

旧ビブロスで『瞳のホンネ』と『瞳のギワク』の二冊のコミックスで出していただいたものから、晶が主役の『ハッピーエンドの続き』を除いた、瞳&竜也と森人&水樹が主人公になった作品群を一冊にまとめていただいたものです。瞳のシリーズは最初から一冊にしたかったので、ようやく念願かないました。

最近はすっかりマンガからはご無沙汰してますが、こうして昔の作品を新たにまとめていただけると、やっぱりマンガも描きたいなと思います。
けど、絵はとにかく体力勝負なので、いまの体調ではちょっと無理な感じはするのですが。

これで、過去のBLのマンガで復刊できるものはしたかなぁという感じです。
『金のカイン』と『女王陛下のお庭番』の二冊は、文庫にまとめるにしても、ページの関係とか中途はんぱなもので、紙媒体での復刊は予定してません。
本当は『女王陛下』のマンガと小説をなんとか一冊にできればと思っていたのですが、分厚くなりすぎちゃって無理そうなので、あきらめました。

でも、モバイルのほうで読めるので、そちらでよろしく。

   ★★★
モバイルのほうで読める
」について、補足します。
( nです^^ お久しぶりです〜^^; )

ご存知の方も多いことと思いますが、携帯電話で読めるあさぎり作品は、(もちろん全部ではありませんが)ずいぶん前からあって、この頃では、数もずいぶん増えています。

ただ、携帯電話の世界は、これも皆さんご存知の通り、どんどん変化していて。機種ごとの事情などがいろいろで、一元的な説明をすることが難しい(というか、それ以前に、全体のことを調べきることも難しい)もので、これまで、夕らんどでは、特にご紹介はせずにいました。

(実は、yulandでは、手元で確認のできる携帯電話が、つい最近まで、とても古い機種のままだったもので、携帯で小説やマンガを購読するということ自体ができなかった、というちょっとトホホな事情もありました^^;)

今回、日誌で話題にしたのは、以前ビブロスから出ていたマンガの単行本のいくつかについては、本の出版という形では、復刊がならなかったけれど、でも、携帯電話での配信という形でなら読むことはできます、という意味なわけです。

というわけで。
携帯で、あさぎり本をもう読んでますーという方(ありがとうございます^^)ではなくて、初めてだけど、それなら携帯で本を買って読んでみたいと、ちょっと思った方へ。

まずは、リブレさんの電子出版サイト「b-boyブックス」へ行ってみてください。
こちらのサイトでは、いまのところ、auの一部機種への対応のようですが。

トップページの左上「他者サイト一覧」をクリックすると、一般の電子書籍配信サイトへのアクセス方法などが紹介されたページになります。

そちらでも「対応機種や購入方法は各サイトさんによって異なります」という説明になっていますように、やはり、実際の購読の事情は、携帯電話や配信サイトによっていろいろ……ということで。

まずは、上記のページをヒントにして、お持ちの携帯電話で、調べてみてくださるようにお願いします。


◆2008年3月19日(水曜日)あさぎり夕

すいません、沈みきってました。

マジで1ヶ月以上、ろくに外出もせずにコバルト文庫の新作と格闘してたんです。
チケットとってたのにゴダイゴのコンサートも行けなかった……くすん。

ともかく一昨日、なんとか原稿を編集さんにお渡しすることはできました。
タイトルは『生徒会長も恋をする』です。
本来、2月刊の予定だったものを、主人公の名前や攻の顔が決まらずに5月刊にしてもらったんですが。
結局、諸々の設定が決まらぬまま、主人公の名前も仮で「高村理人」で書き始めたら、書いているうちにすっかり馴染んでしまって、変えることができなくなってしまいました。

理人という名前で生徒会長となれば、どんなタイプかはなんとなくおわかりかと。一ノ関潤や天野悟タイプのひねくれ系秀才ですが、あの手のタイプは脇の黒子として置いておくには非常に便利なんですが、達観しすぎていて、心理的な起伏が少ないもので、主人公にするにはちょっと難しいんです。

今回も攻めとの丁々発止の口喧嘩とか、書きたいイメージはあったんですが、ラブに持っていくのが、とにかく難しかったです。素直系の主人公とは悩みどころがまったく違うもので。
その上、そうそう簡単に他人を受け入れないタイプだし、ハッピーエンドに持っていくのが難しかったです。なので、ラストはちょっと変わってるかも。

あとがきにも書いたんですが、私はいがみあってる男二人を書くのが好きなので、そういった意味では実に楽しかったのですが、それと皆さんに楽しく読んでもらえる形にできるかどうかは別物で。
共感できる主人公に、なっているといいのですが。

あれこれ悩んだもので、最初から時間がかかるのはわかってたので、いつもより半月も締切を延ばしてもらいました。
てゆーか、延ばせるものなのね、こんなに。
でも、次からはもとに戻したいです。締切を延ばせば延ばすほど、心理的な負担が増えるので。
時々、そっちのプレッシャーで、心臓が苦しくなったり、手が震えたりで、けっこうあたふたしてしまいました。
いまもまだ疲れがとれなくて、カバーのカラーをやらなきゃいけないんですが、ちょっとまだ身体が動いてくれません。

ハアー、だんだん歳を実感するなぁ。