◆2008年3月19日(水曜日)あさぎり夕
すいません、沈みきってました。
マジで1ヶ月以上、ろくに外出もせずにコバルト文庫の新作と格闘してたんです。
チケットとってたのにゴダイゴのコンサートも行けなかった……くすん。
ともかく一昨日、なんとか原稿を編集さんにお渡しすることはできました。
タイトルは『生徒会長も恋をする』です。
本来、2月刊の予定だったものを、主人公の名前や攻の顔が決まらずに5月刊にしてもらったんですが。
結局、諸々の設定が決まらぬまま、主人公の名前も仮で「高村理人」で書き始めたら、書いているうちにすっかり馴染んでしまって、変えることができなくなってしまいました。
理人という名前で生徒会長となれば、どんなタイプかはなんとなくおわかりかと。一ノ関潤や天野悟タイプのひねくれ系秀才ですが、あの手のタイプは脇の黒子として置いておくには非常に便利なんですが、達観しすぎていて、心理的な起伏が少ないもので、主人公にするにはちょっと難しいんです。
今回も攻めとの丁々発止の口喧嘩とか、書きたいイメージはあったんですが、ラブに持っていくのが、とにかく難しかったです。素直系の主人公とは悩みどころがまったく違うもので。
その上、そうそう簡単に他人を受け入れないタイプだし、ハッピーエンドに持っていくのが難しかったです。なので、ラストはちょっと変わってるかも。
あとがきにも書いたんですが、私はいがみあってる男二人を書くのが好きなので、そういった意味では実に楽しかったのですが、それと皆さんに楽しく読んでもらえる形にできるかどうかは別物で。
共感できる主人公に、なっているといいのですが。
あれこれ悩んだもので、最初から時間がかかるのはわかってたので、いつもより半月も締切を延ばしてもらいました。
てゆーか、延ばせるものなのね、こんなに。
でも、次からはもとに戻したいです。締切を延ばせば延ばすほど、心理的な負担が増えるので。
時々、そっちのプレッシャーで、心臓が苦しくなったり、手が震えたりで、けっこうあたふたしてしまいました。
いまもまだ疲れがとれなくて、カバーのカラーをやらなきゃいけないんですが、ちょっとまだ身体が動いてくれません。
ハアー、だんだん歳を実感するなぁ。