2007年3

 


◆2007年3月28日(水曜日)あさぎり夕

コバルト5月刊『まなざしの情熱』の著者校も、リブレ出版の『ダイヤモンドに口づけを6』の原稿も終わりました。
で、あと今月の仕事はカラー扉と一色イラストだけというところで力尽きて、風邪でダウンしてしまいました。

久々に39度近い熱を出してしまったんですが、疲労からくる発熱のような感じだったので、むしろ筋肉をほぐすためにもと、お風呂とかも入ってしまったら、案の定、翌日には熱は下がってました。
あんまり無理をしすぎると、体のほうが休んでくれよって催促して風邪のような症状を出すようです。

4日ほどベッドに横になって、資料用に集めたインドの本を読んだり、ネットで調べ物をしたり(気になっていたマンガの結末がわかって満足v)、次回作のストーリーを考えたりしながらだらだらとすごしていました。
新しいMacが手軽に持ち運びできて、掛け布団の上に置いて操作できるので重宝してます。けど、辞書がまだダメダメなので(陣野も三森も出ない〜!)このさいだからと色々と登録しました。

う〜ん、こんなにボーッとすごしてるのって、去年の夏以来かも……。
いや、もっとかな……( ̄。 ̄)遠い目。

体調は悪くても、頭を使わないので気分的に楽です。たまにはこんなのもいいです。てゆーか、せめて月に3、4日は休んだほうがいいかなとマジで思いました。
これからは少しずつでものんびりんとやっていく方向にいきたいです。
と、ことあるごとに言ってるような気がするんですが、なかなかのんびりできない現状があるわけで。
コバルト文庫は7、8月が連続発刊なので、なんでこんなに仕事を入れてたんだ私はと、当時の自分をちょっと恨んでます。

ともあれ、今は体を治すことを最優先にと思っていたのですが、カラーの締め切りが迫っているし、ついでに基礎体力はあるほうらしく、少々の無理は利くので、昨日あたりからぽちぽちと仕事を始めました。
でも、手がすっかり絵を描くことを忘れていて、デッサンをとるのに1日かかってしまいました。
今日中にペン入れだけでも終わらせないと、マジでヤバいんだけど…なかなが感覚が戻ってこなくて困ってます。

最近ちょっと絵を描くのを怠けすぎてますね。
反省……。


◆2007年3月19日(月曜日)あさぎり夕

ああ、もう本当にお久しぶりです。
1月以上空いてしまいました。
とにかく過去最高に大変な1ヶ月半でした。
てか、まだ続いているんですが、一番しんどい山は越えたかなという感じです。
もうへろへろです〜(@_@)

前回の日誌でコバルト文庫の仕事はキャラの顔さえできてないと書いたのですが、結局攻の顔が決まらないままに書きはじめて、メチャクチャ時間はないはずなのに1冊としてのデータ量が過去最高で、300ページ近い本になりました。いつもよりかなり文字量が多いです。

なぜ長くなったのかは文庫のあとがきにも書いたんですが、私は元がマンガ家なものでページごとの字面というか見場を気にしすぎる傾向があって。文章を斜めに並べたりとか同じ文字数で横並びにしたりとか、目線が文字を追いやすいように工夫して書いているのですが。
ときにはそれを気にしすぎるあまり、文章さえも変わってしまうこともあって、どっちがいいのかと常々気になっていたもので、今回はあまり見場は気にせずに書いてみたら、いきなり文字が増えてしまいました。

これで読みづらくなったら困るので、しばし色々試行錯誤しようと思っています。ご感想やご意見、お聞かせ願えれば嬉しいです。

あ、内容はまったく新たな主人公の読み切りです。
とはいえ、他作品にもリンクしているので有栖川玲が登場します。またまた長文のセリフをしゃべっているので、ページが増えた理由のひとつは絶対に玲にあると思います。


そして休む間もなく『ダイヤモンドに口づけを6』の執筆にかかったんですが、こちらは正実と竜樹のお話がメインになります。
頑固で真面目な市役所職員なので、ミオと陣野の話のようにいきなりとはいきません。ちょっと焦れったいかもしれませんが、男前な正実と意外とワンコだった竜樹という感じになりました。
で、これまたちょっと書きすぎて、やたらとデータ量が多いです。

時間がないと言いつつ、何を山ほど書いてるんだろうというほどページを食ってしまったので、同時収録のミオと陣野の話がワンエピソードになってしまいそうです。こちらはまだこれから書くんですが、1冊分の原稿を分けて編集さんに渡すというのは初めての経験です。それだけ切羽詰まっているということで、二度とこんな修羅場は経験したくないです。

という仕事をこの1ヶ月半ほどでやっていたわけですが、まだコバルトのカラーと1色イラストも残っているし、顔の決まっていない攻をこれから必死に描かねばならないので、またしばし引っ込んでしまうかもしれません。

では、ミオと陣野のエロ小説のほうに挑みます。